ウイリアム・アイリッシュ作「幻の女」。

昨日、アマゾンより購入し、先ほど読了。

初めて読んだのが高校時代か大学時代。

もうトリックも失念していたので、懐かしさもあり再読することに。

やはり素晴らしい。世界の推理小説ベストテンに常にランクインするのも当然である。

サスペンスタッチのミステリーで、あまりの面白さで、ボリュームがあるにも拘わらず一気に読ませる力がある。最後まで読者を掴んで放さない。

「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった・・・」

という有名の出だしで始まる本書は、ある男が妻と離婚を巡って諍いを起こした後、怒りに任せて一夜限りで、名も知れぬ女と酒を飲み、食事をし、観劇する。その奇妙な帽子をかぶった女と別れ、家に帰ると妻は彼のネクタイを巻かれ死亡している。

その場で、刑事に囲まれ逮捕されるが、彼の唯一のアリバイの証人は、その名も知れぬ女。

その女を捜して、前夜のバー、レストラン、劇場等訪れるが、彼が来たのは認めても、女の存在は誰も認めない。彼は、一人で酒を飲み、食事をし、観劇をしていたというのである。女の存在は、ただ彼の心の中だけ。正に、幻の女・・・

その後、死刑宣告を受け、獄中の主人公に代わって、主人公の親友と離婚の原因となる不倫相手の女性が幻の女を求めて、ニューヨークを駆け巡るのだが・・・

兎に角、ご一読を。決して後悔はさせません。

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