本日は、JDA(日本ディベート協会)主催の春期日本語ディベート大会に来ています。
いつもジャッジを頼まれるのですが、基本的に顧問をしているディベート団体の会員の方々が出場しているので、そのコーチをしているか、あるいは自分自身が大会に出場しているかなので、ジャッジをすることができずにいます。←言い訳です。(^_^;
コーチをしたチームは、今回2チームあるのですが、予選3試合中、2試合を終えて、1勝1敗です。2試合目から、試合を見学していますが、なかなかよい試合をしています。
現在、3試合目が始まったところで、両チームとも否定側で戦っております。
頑張れ!頑張れ!(^_^)b
幻とされていた?松本茂先生、待望の新刊が、遂に刊行されました!
その名も、
「英語ディベート 理論と実践」
です。
この本を執筆されていることは、随分以前から知っていたのですが、より良いものにしたいとのお考えから刊行が遅れていた模様です。(^_^)
執筆者は、松本茂先生の他、鈴木健先生、青沼智先生という日本ディベート界、そして英語教育界をを代表する方々です。
英語ディベートをする方はもちろん、日本語ディベートをする方にもオススメの一冊です。
昨日、本日と社会人ディベートクラブの合宿に行ってきました。
場所は、箱根小涌谷、紅葉の季節にはまだちょっと早い感じでしたが、秋の箱根を満喫!してきました。
何よりも、宿泊場所が素晴らしい!
会員の方のご厚意で研修施設を予約していただいたのですが、宿泊料が安い、領事が美味い、温泉が良いと三拍子揃った宿泊施設でした。もう言うことなしって感じです。
合宿には21名の会員が参加。みなさん二日間で合計6試合をこなし、更には初日の夕方に顧問の(ってことは私だね)論題充当性と内因性に関するレクチャーを1時間半受けるという、正にディベート漬けの週末でしたが、みなさん、活き活きと積極的・精力的、そして何より楽しく参加してくれたようでした。
私も少々寝不足で、お疲れモードですが、会員の方々と、東京を離れて、楽しい一時を過ごすことができ、本当に充実した合宿でした。
是非また来年もやりましょう!(^_^)
合宿委員の方々、どうぞ宜しくね。(^_-)
今週末に高校生英語ディベート大会を開催しました。
私は主にディベートのジャッジの手配、試合運行、対戦表の作成、勝敗と順位の確認・発表等を行いました。
決勝進出チームの発表後、大会本部に参加チームの顧問の方がいらして、以下の質問をされました。
「うちの高校のこの試合なんですけど、獲得ポイントが相手チームよりも高いのに、試合には負けています。これで宜しいんでしょうか?」
大会でのディベートの試合は、通常、ballot sheetと呼ばれるチームごとの得点表があり、ジャッジは、分析、理由付け、反対尋問、証拠資料、スピーチの仕方等、その大会で決められた項目にポイントを付け、同時にその試合の勝者を記入することになっています。
多くの場合は、合計ポイントが高いチームがその試合の勝者になりますが、希に合計得点の低いチームが勝ってしまうこともあります。
これは、ディベートの試合は、スピーチの大会などとは審査の方法が異なるからです。
スピーチコンテストなどですと、ジャッジは前述のバロットシートに得点を記入し、それをもとにスピーカーの順位を決定します。
順位はあくまでもスピーチを行うことで得たポイントで評価されるからです。
しかしディベートは違います。
ディベートの勝敗は、各チームのポイントではなく、論題が肯定されたか否定されたかで決まります。
つまり試合を最後まで見て、肯定側の支持する論題・プランから発生するメリットと否定側から提出されたデメリットを比べて、ジャッジがメリットの方がデメリットを上回ると判断すれば肯定側、デメリットがメリットと同等あるいは上回ると判断すれば否定側の勝ちとなります。
非常に説明を単純化した勝敗の決定方法ですが、基本的にはディベートの試合における勝敗は、そのように決定されます。
アカデミック・ディベートは、話し方、ユーモア等のスピーチスタイルではなく、あくまでも双方の議論の内容だけで判断されるわけです。
ですから、例えば、一方のチームのスピーチ力が相手を大きく上回り、高得点を得ながら、議論内容としては相手チームの方が僅かに勝っていた、などという場合には、合計ポイントの少ない方が、試合としては相手を下して勝者となるということが、希に、というか、実はしばしば起こることになります。
ディベートの判定の出し方を十分に理解していないと、
「ポイントと勝敗が合っていないなんて!」
と思われるかも知れませんが、ディベートが内容に重きを置いている以上、この判定システムの採択は、ディベート・コミュニティーに当然のこととして受け止められているのです。
もちろんディベートの判定システムについて、理論的には他の考え方もあるのですが、現在主流の考え方は上記の通りです。
ということで、ディベーター諸氏は、以上を十分理解して、試合に臨まれると宜しいと思います。
今日は、午後からディベート土曜月例会でした。
集まったのは、私を入れて、10名。
土曜会は証拠資料を使用しない即興ディベートを練習する会で、今月は奇数月のため、英語ディベートでした。
論題は、
「日本は首相公選制を導入すべきである。是か非か」
麻生新内閣が発足し、小泉前総理も政界引退ということで、そこそこにホットなトピックと言えるのではないでしょうか。
集まった会員のみなさん、この論題で、肯定側・否定側それぞれ1回ずつディベートされて、私ともう一人の方でコメント。
会は無事終了し(まぁ、ディベートの会が無事に終了しない自体は考えにくいですが・・・)、その後、みんなで、昨日テレビ取材!の入った河童軒で反省会を行い、例会以上に?盛り上がりました。
みなさん、ご苦労様でした。m(_ _)m
ディベートが上手くなるお勧め本の紹介です。
苫米地英人著、「超人脳の作り方」です。
著者は、人工知能研究で有名なカーネギーメロン大学で博士号を取得した脳機能学者で、元有名な学生ディベーターです。
タイトルは「超人脳の作り方」ですが、著者は、「そのためにはディベートをしよう」と主張しています。
著者曰く、
『「論理」という基本を徹底的に極めます。これを極めて、窮め尽くしたあとに「論理」を超えることで「超人」の域に達することができるのです。』
『ディベートの方法論こそ、「論理」を極める最も優れたものと考えるからです。」
タイトルからはちょっと想像できませんが、とことんディベートにこだわっています。また、それが、現代のアメリカの大学アカデミック・ディベート、特に爆速の議論で知られるNDT(National Debate Tournament)を柱に語られるという、かなりマニアックな内容となっています。
この本を読めば、ディベートの一通りのことが分かります。
いや、むしろ普通そこまではマニアックすぎて書かないんじゃないの、という他の一般向けディベート指南書には書かれていないようなディベートの議論まで説明されています。
クリティーク(kritik)やカウンターワラント(counterwarrant)が説明されている一般向けのディベート本なんて考えられます?(^_^)
また、本書では、仮想ディベートも行われていますが、スピーチは1AC、2NRなど英語ディベートのスタイルで説明されています。
その上、否定側第1立論では、
「プランを実行すると、核戦争により人類が滅亡する」
というデメリットまで提出されています。
私も、自分の大学時代を思い出してしまいました。(って、今でも大会で同じ事やってるけどね。(^_^;))
「超人脳の作り方」と銘打たれていますが、これはディベート本です。それも一般の人向けというよりは、現役の大学ディベーターか、これからディベートクラブに入ってディベートを学ぼうと思っている”奇特な”社会人の方々向けの本です。
ディベートってどんなものなの?という人ではなく、これから継続的にディベートを学んでいこうと思っている人にはお薦めの本です。是非、ご一読を。
